
今回、刈り取り前の豊穣の東北を周ってきました。
黄金色に輝いた豊穣の風景はとても美しく、放射能の事さえなければ、何の問題もなく、例年のごとく、来月には美味しい新米が店頭に並んていたわけです。
しかし今年は刈り取り前予備調査、後の本調査を経て、国の定める基準値をクリアした後に店頭に並びます。
この時点で仮に僅かながら基準値以内の微量のセシウムがでたお米を消費者がどう見るかも大きなカギであると考えます。
すでに茨城の刈り取り前予備調査で52ベクレル/kgの微量のセシウム検出はマスコミでも取り上げられました。本調査では検出せずはあまりマスコミで取り上げられませんでしたが・・・。
私のようなオヤジならば基準値である玄米で200ベクレル/kgのセシウム(精米すればさらに低い)の米を食べたところで何ら問題ないでしょう。
だから個人的にはお墨付きがでた時は、東北の新米を食べて被災地を応援しようと思っています。
産地の方にもお話ししたのですが、それよりも小さな子供を持つ親を中心に比較的若い方々がどう見るかです。
ただですら信用の失墜した政府の定める基準値の信用度は極めて低いわけで、「微量だから体に害はないです。」といっても、それは国や売る側からの考えであり、小さな子供を持つ親は、できるなら避けようと思うのが当然です。
消費者の選択は体に害があるかないかはもちろんですが、結果として買うか買わないかです。
さらには、セシウム不検出の米ですら、この後、風評によって消費者に避けらることになるかもしれません。現実に古米となる22年産や西日本の米が市場で人気が高いのもそのひとつでしょう。
食べることのできるかどうかわからない、買ってもらえるかどうかわからない米をつくる生産者の方の苦悩はいくばかりかはかりしれません。
しかしながら今回、被災地以外の人間が思っている以上に、東北の皆さんが前向きだった事が非常に嬉しく思いました。
そのためにも検査結果が気になるところですが、期待も込めて大半が不検出という結果がでることを祈るばかりです。
そしてその時は、それをいかに店頭で消費者に理解してもらえるよう伝えるかがプロモーションに携わる人間としての課題だと思っております。
今日の新聞に震災の津波による被害にあい、除塩作業をした水田(ある特定の田んぼの結果ですが)の米が順調に実っているという記事がありました。
復興に取り組まれている生産者の皆さんは実に前向きです。
がんばれ東北、がんばれ日本の米をあらためて強く感じた今回の東北訪問でした。



















